国道213号線 トンネル2
奈狩江隧道
なかりえずいどう   国道213号線(旧道)
大分県杵築市狩宿
竣工 1929年(昭和4年) 延長 42m

国道213号線は杵築市の野田隧道を通過した後は、しばらくトンネルは無く、
次にくぐるのは、旧制安岐町,武蔵町,国東町(以上すべて現国東市)を
通り抜けて、約40km離れた国見町の入口にある納屋隧道である。

ただしそれは現道の話。
実は旧道にひとつ、地元の人しか知らないような隧道がある。

ここは杵築市街地を抜けた住吉浜のそば。旧道は左写真の交差点で左折する。


割と広く走りやすい旧道。現在は生活道として使われている。
(写真下部の変な模様は、愛車のエアコン吹き出し口です。ズボラ撮影の結果)
右側の一段高い道路が現213号線。
現道は昭和41年まで国鉄杵築駅と国東駅(現国東バスターミナル)を結んでいた鉄道、
大分交通国東線の線路跡をそのままトレースしている。


そして現道から離れていくと、


奈狩江隧道 杵築側坑口
意外と立派な門構えである。


中は総コンクリート巻きに、旧隧道定番の「蛍光灯」
水の染み出しが結構あるようだ。


奈狩江隧道 安岐側坑口
工事中につき片側通行って… 普通車なら離合できないでしょ元々。


非常に見づらいが、安岐側の扁額には

道 隧 江 狩 奈
○○月三年四和昭

と書かれている。○は判読不能。



ではここから約30kmは、美しい海岸線の景色を楽しみつつ安全運転で走ってください。


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2008.1.15

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