国道213号線 トンネル23 完走!!
真玉トンネル
またまとんねる 国道213号線
大分県豊後高田市中真玉(旧制真玉町)
竣工 1968年(昭和43年) 延長 392m

新旧併せて30以上の隧道を紹介してきた「国道213号線ぶち抜きツアー」。

遂に最後までやってきました。


真玉トンネル 香々地側坑口

213号線に4つある人道トンネルを伴うトンネルだ。
竣工は昭和43年。現在40歳。


お、照明の様子がおかしいぞ。
他には無い「片側2列」。これははじめてみた。



真玉トンネル 豊後高田側坑口

トンネルを抜けると旧制真玉町の中心部となる。
手前のキロポストに注目。
「79.1Km」。これは213号線の単独区間が始まる「日出町堀」交差点からの距離。
別府市から日出町までは国道10号線と重複する。



さて、上で「昭和43年竣工」と書いた。
え?沿岸道路の隧道なら「改修」だろ?と思われるだろう。

実は真玉トンネルのみ、沿岸道路開通時には無かったトンネルなのだ。

沿岸道路は高田方面(南側)からやってきて、現在真玉トンネルがある尾根を
海岸沿いに迂回していた。そして昭和43年、トンネルが掘られるまで
この海岸沿いの道路が国道であった。

(マウスをのっけて旧道チェック)

明治36年測量 大日本帝国陸地測量部発行五万分の一地形図「高田」※
※のちの「宇佐」図幅

そしてトンネル竣工から遡ること3年前。昭和40年3月29日。
「昭和四十年政令五十八号 一般国道の路線を指定する政令」により、
1953年以降「二級国道」であった213号線は「一般国道」となる。

そして堰を切ったように道路改良が始まるのは、これまでの隧道の
改修年を見ていただければ概ねわかると思う。

それでは、旧道をちょっと見てみよう。


真玉側から岬に向かう道。国道の旧道であるが、現在も生活道として活躍している。


放置車両がある場所が岬にあたる。わりと広い道路だ。
明治地形図を持っていなかったので「実は古隧道あったりして〜♪」とか
期待していたんだが、残念な結果だ。



さて、とりあえず、




終わった〜!




おまけ→


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2008.7.8


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