耶馬渓 謎の隧道探索 いきなり本題その1
平原隧道(仮称)
ひらはらずいどう(仮称) 林道というか里道というか
大分県中津市耶馬溪町大字栃木
竣工 不明(明治期以前) 延長 23mくらい

「果たして隧道はあったのか!」とか煽っても、よく考えたら↑書いてる時点で
結果はどうだったのかバレバレやん…

アップロードしてから気がついたわ。次の日に。
このレイアウト何とかしよう…

気を取り直して、



明治のルートと思しき道を発見した我々探検隊は、一路隧道があると
思われる尾根を目指し突き進んだ!(棒読み)


しかし、道は尾根に突き当たったところで消えてしまった。
もうすぐソコまで来ているはずなんだ。





そして尾根直下で見つけた、なにやら不自然なくぼみ↓



もう、これはアレだろ。

「あそこしかないでしょ。」


そんな気持ちで近づいていくと…




うお!







ずいどーーー!!の跡ーー!!!

坑口崩壊だ…

上部がごっそり落ちているのがわかる。

これでは通行不能だ。

地形図の情報だけでたどり着いたが、そこにあったのは
その生涯を終えた明治隧道の姿だった。







え?







えーーーーー!!
無意味にフォントサイズ6[24pt]を多用するくらい驚きだ。



閉塞していない!まだ貫通している!!



手前から見てたんで気がつかなかったが、崩落は手前だけだった。
早速入ってみよう。ちなみに入り口はこのくらい狭い。




もう…、変な脳内物質大量放出中

すごいよ、生きてたよ。これこそ探検の醍醐味だよ。




向こう側の坑口は崩壊も無く、完全な形を保っている。
しかし意外と高さがあるな。4m弱くらいありそうだ。

ちなみに隧道の長さは僕の歩測にて約23mとした。




振り返って見れば、坑口が崩壊し、中に土砂がなだれ込んでいるが、
全体のわずかな区間であることがわかる。
隧道は全体的にちゃんと保たれている。素掘りのままだが落石も少ない。




平原隧道(仮称) 樋山路側(南側)坑口

両側に短い切通しを伴い、完全な形で残る平原隧道。
(隧道名は平原〜樋山路ルートであることから上り側の地名を取りました。)


見上げれば地図にも載っている急崖がドーン。
これは山越え道作るより隧道掘ったほうがいいに決まってる。


隧道を抜けて左右を見るが、いずれも明確な道は見られなかった。

植林も荒れ放題で訪れる人ももうほとんどいないだろう。

つまり、南ルートからアプローチした場合、我々は途中であきらめて帰った可能性が高い。
(ちなみに測量用のプラスチック杭がいくつか見られた。お疲れ様です。)




隧道発見記念に坑口にて記念撮影。
まだ集まって2時間経っていませんよw
(右よりTEC福岡の自転車のり氏、チョメ氏、さみ氏)



ということで、nagajis氏が地図で見出し、我々に託した古隧道は
確かにこの地に生きていたことを確認。


あとは来た道を帰りましょう。


「頭、気をつけてくださいね〜」

管理人が言う。




この0.1秒後、ちゃんと「ゴン!」という音が隧道に響き渡った。

万事この調子だよ…



謎の隧道探索 いきなり本題 完了


このテンションで次の隧道へGO!→

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2008.5.19


一ツ戸隧道&旧一ツ戸隧道
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