特設ステージNo.2
第一,第二平淵隧道

地図から消えた平淵隧道 その2
■ここを通れと言うのか!■


ここは杵築駅からちょっと西側、国道10号線に向かう途中の跨線橋から目的地を望む。
手前の平野の向こうに川があって、その向こうは確かに険しい地形そうだ。

あそこに道がある。

…のかどうか確かめに行く。

ちなみにtunnnelwebのtaiheiさんは夏にここを訪れ、
トンでもない藪の写真を持ち帰っている。。


と、

885系通称「白ソニック」が通っていった。
トイレが非常に快適とのことでうちの母親が気に入っている。
どんな基準だ。




まずは地図の左側、日出町赤松側からアプローチしてみる。
コレが県道の旧道にあたる。


道が突然材木置き場になっていた。奥に何か見える。


「緊急工事中につき全面通行止め」

何かが起きているのは確かなようだ…

ここで車を降りて徒歩で進む。
まあ、隧道まで数百mだろうから問題ないだろう。


いきなり「県道」という単語の株価が急落していく風景が現れる。
でもまあ、歩きやすそうではある。
どんどん行きましょう。




50mで終わりました。

「…道?」

しかもいま午後3時ちょうど。

「今日は家族が揃うからみんなでご飯食べるぞ。」
「スキヤキしようと思うから早く帰ってきなさいよ。」

出てくる時に両親から言われた言葉だ。
実家に帰るたびにフラフラとどこかに出かけて帰ってこない僕をけん制する。

まさか、こんなトコに来てるとは思わないだろう。


ともあれ帰る時間も考慮したら、残された時間はあと2時間弱。

なんで30過ぎて夕飯の時間の心配をしなければならんのだ。

しかもなんで「スキヤキ」なんだカーチャン。
昭和30年代か。あの映画の影響か。

とにかく急いで行けるとこまで行こう。






スキヤキは食べれないかもしれません…




ガードレールが残っている。
残念ながら道だったようだ

どうなってんだコレは。ってか「緊急工事」はどうなった!



下を覗けば数m下に八坂川の清流。落ちたら痛そうだ。
つまり後退か前進しかない。



しかし神は我を見捨てなかった。ふと見ると黄色いリボン。
「国土調査」が最近行われたようだ。


「国土調査」通称「こくちょう」は国土交通省が直轄で行う測量調査である。
僕もたまに補助をするのだが、測量士というのは大変な仕事である。
決められた範囲はどんなことがあっても踏破しなければならない。
藪などは伐採しながら進む。しかも測量器を担いで。

ということは、この道の藪は測量士様がたに伐採されて、
非常に歩きやすくなっているはずだ!


少し疑問が残るが。


このあたりは崖上からの土砂崩落によって、完全に道路面(だったであろう箇所)が埋没しており、
その土砂の上に既に林が出来上がっている。年季の入った…

完全な廃道!


地図から消えた理由がわかりました。



と、急に道が開けた。


と思ったら橋だった。
ここは八坂川に流れ込む沢にかけられた橋。


「下谷川」 「ほきばし」 「昭和三十九年一月」の文字がそれぞれ読み取れた。
「下谷川」「ほき」ともに、地図には載っていない地名だ。





橋を渡りきったら再びカオス
「落ちるなよ」とばかりに国調テープが張ってある。




いずれも道路のセンターから進行方向を写している。
確かに伐採跡もあるが、道路は溜まった土砂によって、相変わらず川に向かって傾斜している。
出来るだけ川側は歩かないように、山側を歩くのだが、それはそれで直上に崖があって怖い。



苔むした駒止めが見える。
かろうじて道路としての遺産を残しているが、路面は見えない。

この時点で通行止め看板から15分が経過。濃い時間だった…



本当にこの先にトンネルがあるのか?


次回、藪の先にあったものは→

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hirafuchi03
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