特設ステージNo.2
第一,第二平淵隧道
地図から消えた平淵隧道 その1
■地図から消えた道■
三度の飯より地図が好きなんである。
昼ごはん食べる前に「うぉっちず」を眺めてたら
昼休みが終わってたこともある。
僕が探索を始める前にまず行うのは、とにかく地図を眺めることである。
現道の横に寄り添う旧道とか、「 =) (= 」マークを探す。とにかく探す。
自分では「スクリーニング」と呼んでいる作業だ。
それをエクセルで表にして、所在地を入力。
そして既存の資料をあさってスペックを補完する。
(「山形の廃道」さまの「全国隧道リスト」、tunnnelweb様の「トンネルリスト」にお世話になりっぱなしです)
これを自宅だろうが会社だろうが(コラ!)行い、選定地域を丸裸にする。
この作業をまず行ったのは、もちろん国東半島な訳だが、
どうしても情報がそろわない隧道があった。
正確には情報はあるんだが、場所がわからない。
上記2サイトの資料には揃って記載されているのに、地図にない。
「第一,第二平淵隧道」「ホキ第一,第二隧道」
二つの名前があるが、これは資料の違いで、おそらく同一と思われる。
しかも連番打ってあるってことは2連隧道だ。
コレは目立つだろ。
ても地図を開いて該当箇所を探してみるが載ってない。
そもそも平淵っていう地名がない。
「ひょっとしてもう潰れちゃったんだろうか…」
…
平面図オープン。
どこにもトンネル見あたんねーんだよなあ…
…
…!!
なんだコレ…?
川沿いに崖が続いている。
そんなのはどこにでもある。その両端だ。
道が切れている。
ハハ…
フハハハハ…
「読める!読めるぞお!」
ここだ!
ってか、もうここしかないだろ…
資料によれはこの隧道がある道は「県道藤原杵築線」とのこと。
この県道は現在は川の南側に付け替えられている。
(上地図のJR線に沿った道)
つまり上の赤で示した道は「県道の旧道」ということになる。
念のために、他の地図サイトを見てみたら、なんのことはない、
Yahoo!地図に隧道まで載ってやんの。一つだけだけど。
場所は判った。
でも、なんで地形図に載ってないんだ!
可能性1 |
描き忘れた |
可能性2 |
道がもうない |
可能性3 |
道がもうない |
可能性4 |
道がもうない |
可能性はいろいろ考えられる。
とにかく地図の最高管理人:国土地理院から消されてしまった道。
どうなっているんだ。隧道は果たして本当にそこにあるのか?
とにかく行ってみよう!
地図から消えた平淵隧道。果たして→
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