国道213号線 トンネル10
古櫛トンネル
ふるくしトンネル   国道213号線
大分県国東市国見町古江
竣工 1994年(平成6年) 延長 181m


国道213号の旅〜国見町区間も中盤戦。
お次は古江地区を抜けた尾根。
左が現道、右が旧道に分かれる。



古櫛トンネル 古江側坑口
平成になってからのトンネルなので非常にきれい。
ポータルの装飾の意匠は、古江地区の奇祭として全国に知られる「ケベス祭」の際に
地元の人が扮する怪人というか妖怪というか「ケベス」をかたどっている。


ココにももちろん旧隧道「古櫛隧道」の記録がある。






じゃあ、いつものように右に行こうか


しかし、ココだけは違う。
道はそのまま岬をぐるっと回って、現トンネルの向こう側に出てしまう。

実は古櫛隧道はもう無い


下の写真にマウスポインタを重ねてほしい。


櫛来(くしく)側坑口

そう、実はこのトンネルは古櫛トンネル建設とともに潰されてしまったのだ。
この顛末は他のトンネルと違って、ちょっとややこしい。
文章化が難しいので。下の地図を見て納得してください。



つい最近まで現役だったんである。歩道としてだが。

当時の様子はもちろん僕も覚えている。
とても狭くて(幅員3.4m)長い、モルタル吹付けのでこぼこの壁を持つ隧道だった。
もちろん現代の車では入ることは出来ても離合不可能。
入り口には車止めが設置されていた。

西の伊美地区にある学校に通う学生はここを通って通っていた。

僕も何度か自転車で部活に行く際に通ったが、

初めての時は怖くて岬側の道路に回ったというのは20年目の真実


ええヘタレですよそうですよ。

とりあえずスペックを。

古櫛隧道(1994年消滅)
ふるくしずいどう   国道213号線(旧道)
大分県国東市国見町古江
竣工 不明 延長 182m


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2008.1.15

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